トンネル、、、

2007年3月28日 日常
トンネルに入ると、そこはガリバーの世界だった。。。

都営線「泉岳寺」を下車し、教えられたA4出口に向かった。
芝浦にある某一部上場企業の秘書部にお伺いするためだ。

いつもなら銀座から車で某社に出向くのだが、
今月は諸般の事情に寄り、電車を利用することにしたのである。

車でなら何度も出向いているので道順も勝手知っているのだが、
電車となると、ネットで地図を確認しても、
JR「三田」駅からは1〜2kmはあろうかという長い距離。
バスとかの公共機関が利用するのかと、
秘書部に電話をして確認を取ってみた。

得てして、会社やご自宅に伺うときなどは
地図で調べてみるよりも先様に電話して
直接道順を聞いてみるのが手っ取り早い。
何しろ、最寄の駅から毎日、通勤しているのだから、
間違いは無いのであ〜る。

さてさて、A4出口から広い道路に出たものの、
左に折れるのか、右に折れるのかの確認を忘れた(><)
地図は頭に入っているのだが、、、
正攻法で、、、右に折れた。

が、しかし、But.But.
その判断は某企業までの到達に15分ほどを要したことで
不正解であったことが証明された(−−)

受付に行き、秘書部の○○さん宛ての面会を申し出る。
エレベーターで8Fにある秘書部に向かう。
すでに受付から連絡があったのだろう、
担当者の○○さんが入り口で待機していた。

応接室に通され、ご依頼品を渡し、請求書にサインを頂戴する。
しばし、歓談し、秘書部を後にする。。。

帰り際に聞いてみた。
「○○さん、泉岳寺から右に折れて歩いて来たんですが、
けっこう距離ありますよね?!
近道は無いんですか?」
「え?!右に折れて歩いたんですか?
それはそれは!
そりゃ、ものすご〜く歩かれたんですね(@@)
右でなく、左に折れて、JRの線路下をくぐる道があるんですよ!」
と、メモに簡単な道順を書いて教えてくれた。
「背をかがめて、まさにくぐるトンネルなんですが、、、」

某社を後にして、
教えてもらった道にて、泉岳寺駅に向かった。
「背をかがめる?くぐる?」
意味不明だ!

実際、それらしき道には頻繁に乗用車が通り抜けていた。
乗用車が通れる道なのに、
「くぐるなんて、、、」

たしかに、車高の制限高は「1.6m」ではあるのだが、
トンネルに入ると、自分の頭がぶつからない程度の高さ1.8mはある。
くぐるという感覚とは違うなぁ〜。

車は一方通行で一車線のみ。
その脇を1.5mほどの狭い歩道がかなり奥まで続いているようだ。

しかし、
20mほど歩いてみると、
「背を丸める、くぐる」という表現がまさに現実味を帯びたのである!!

自分の身長は175cm。
まさに首を曲げなくては通り抜けられないトンネルの高さになってしまうのであ〜る。
その高さは165cmぐらいだろうか。

前から来る女性は160cmぐらいなのだろう、
首を曲げることなく、普通に歩いてくる。

自分といえば、ジャイアント馬場が日本家屋のふすまをくぐり抜けるような感覚で、首を左に傾げながら、前進する。
右に曲げるよりも左が楽ということに気が付く。
電車で居眠りする時も左よりも右だ。
まさに左曲がりのダンディか!?(^^)

車高1.6m以下のタクシーや乗用車の運転手が、
首を曲げながら歩き続けている自分とすれ違うたびに、
ニヤニヤ笑いながら通過してゆく。

そりゃ、そうだろ!
トンネル野中を首を傾げて歩く人などを見たときのことを想像してほしい。
まさにガリバー旅行記状態である。

また、
狭いトンネルの中ですれ違う者同士が首を傾げて歩く様に
お互いニヤケ笑ってしまうのも自然の摂理か!?

歩くこと5分ほどの短い距離ではあるが、
オレンジ色で覆われたトンネルは
首が痛くなり、このまま首が元に戻ることが
はたして出来るのだろうかと不安に掻き立てられるほど
長く感じたのであ〜る。

長いトンネルを抜けると、
そこは平凡な都会の風景であった。。。
あぁ〜、首がイテッ!!

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