偶然に、、、、
きょう、久しぶりに自転車に乗った。
しかも、銀座→虎ノ門→銀座というあまりふさわしくもないルートである。

虎ノ門まで所用で車で出掛けたかったのだが、
あいにくと車が空いていず、電車を利用するには中途半端な場所なので虎ノ門駅から歩くのも面倒だった。
そこで、近くの支店所有の自転車を借りて虎ノ門まで行くことにした。
支店の連中は「赤いフェラーリ」と命名していて、聞こえはよいのだが、かなり年代物のママチャリである(@@)

ペダルをこぐと、ギーコギーコとうなる。

きょうは冬とは思えない暖かな陽気だったので、
うん十万円というスーツに似つかわしい赤いフェラーリは銀座を疾走し、虎ノ門に向かっていた。
新橋駅のガード下を通過し、あと5分もすれば、到着する、、、というときにガクンという嫌な音とともにペダルが軽くなった。
そう!
チェーンが外れたのである(−−)
く〜〜〜〜!
高級なスーツに手押しチャリはまったくもって、似合わないぜぃ!!
と、直そうとは思ったのだが、ママチャリにはもちろんチェーンカバーに覆われており、ドライバーがないと無理!!
仕方ないので、手押しならぬ、スケーターのように滑りながらなんとか虎ノ門に到着す。

所用を済ませ、一路銀座に戻ることにした。
行きと同じようにペダルに片足を乗せて、高級スーツに身を固めたりえのすけは颯爽と虎ノ門を疾駆する。
しかし、スケーター乗りも結構疲れる!!

ふと、昔を思い出し、
「ペダルをぐんぐんと踏むと、けっこうチェーンが戻ったりしたもんだよなぁ〜」と、、、
自転車にまたがり、なんどか、試していると、
おおお!!!
なんと、チェーンがガクっと元に戻ったのである(^^)
あはは!!

虎ノ門から新橋方向に裏通りを疾走していると、
ふと、見慣れた人物とすれ違った、、、
いや、人違い、、、、
いやいや、本人かと、、、
「さんちゃ〜ん、さんちゃ〜ん!!」
そう、テニス仲間である白戸三四郎くんにそっくりなのである。

すると、その人物は、、、
「あれ〜〜!?りえのすけさん!郵便局員みたいな自転車に乗ってどうしたんですか?」
やっぱり、赤いフェラーリでは通らんかった。
「ちと、野暮用で虎ノ門まで行ってきたんだよ」
「ぼくはこの近くのお客さんのところに来たんですよ」
「ふむふむ」
「来週のダブルス出ます?」
「うん、出るよ!」
「じゃ、日曜に会えますね」
「うんうん!じゃ、日曜ねぇ!!」
と、思わぬ場所で思わぬ人物と遭遇したのである。

さんちゃん、いつもながら爽やかなもんで、きょうはなんか得した気分であった(^^)/

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